どうも、よっさんです。
このギョーカイに入って結構な年月になる私ですが、
今回は、新人時代に知って驚き!だった印刷の仕組みについてお話しします。
印刷物、みなさんの身近にいくらでも転がっていますよね。
これらの印刷物、実はカラフルに見えても
基本はたった4種類の色なのです。
一般的なフルカラー印刷には
・シアン(Cyan:藍)
・マゼンタ(Magenta:紅)
・イエロー(Yellow:黄)
・ブラック(blacK:墨)
の4色のインキが使われます。これらをプロセスカラーセットインキといいます。
このプロセスカラーセットインキの割合をそれぞれ変えることで、
ほぼすべての色を表現します。
・・・という話は、印刷の仕組みを調べていると必ず出てくる内容。
話だけ聞いても「ふ〜〜ん」で終わると思いますが…。
いざ、拡大レンズを準備します。
あ、子どもの机の中から虫眼鏡を奪ってきても
おじいちゃんおばあちゃんの拡大鏡をこっそり拝借しても可(笑)
(倍率10倍くらいのもので十分ですよ)
いざ、印刷物を覗いてみると・・・
ニシキプリントの会社案内表紙を
拡大すると実はこんな風になっていて・・・
つぶつぶの集まりだったりするのです。
この「つぶつぶ」を 網点 と言い、
色の濃淡はこの網点の大小で表現します。
新人研修で初めて印刷物をルーペで覗いた時
この4つの色の「つぶつぶ」の世界に
「印刷物って、こうなってるんだ!!」と感動したよっさんでした。
もっとも、
「一般的なフルカラー印刷」「基本は」などと回りくどく言っているのは、
全ての印刷物が4色で再現されているのではなく
プロセスカラーセットインキの他に「特色」と呼ばれるインキがあり…
と、これ以上語り出すとブログを占拠してしまうくらい奥が深いので、
またの機会に。。。
ちなみに、
家庭によくあるインクジェットプリンターは
商業印刷(オフセット印刷)と再現方法が違いますので、
あくまでもチラシなどの商業印刷物で試してみてくださいね。
若かりし頃(いや、今でも若いつもり・・・)の私の感動、
少しはおすそ分けできたかしら??