規格外野菜のサブスク「広島のばぁちゃんから届くハコ」始まりました!

こんにちは安芸ん堂のaiです。
安芸ん堂はニシキコネクトが運営する「広島のいいモノいいコトを発信するECサイト」です。

この度、株式会社Siコンサルティングの村重様ご協力の元、安芸ん堂スタッフが先導しニシキコネクトの新事業を立ち上げました。
その名も「広島のばぁちゃんから届くハコ」。いよいよ運営スタートとなりました。

目次

「広島のばぁちゃんから届くハコ」とは?

「広島のばぁちゃんから届くハコ」は、広島の畑でとれた規格外野菜を箱に詰め、全国のお客様へ定期便でお届けするサブスクサービスです。形が少し不揃いでも、美味しさや栄養はそのまま。毎月の食卓をちょっと豊かに、そしてフードロス削減につながる取り組みです。

定期便のシステム

ECサイトで会員登録を行って、注文画面から定期販売の野菜を選んで注文を完了すると、毎月同じ日に自動で決済が完了し、2週間後の木曜日に野菜が発送されます。

このECサイトはWordpressの定期販売プラグインと、Stripeという決済サービスで連携しています。ECサイトは以前から運営していましたが、定期便、いわゆるサブスクリプションというものは運営の経験がなく、どこから手をつけていいものやらという状態でスタートしました。四苦八苦しながらの実装でしたが、正直なところAIの力がなければ実装までもっと時間がかかっていたかもしれません。

▲「広島のばぁちゃんから届くハコ」HPの注文バナー

なぜ印刷会社が野菜を販売?

きっかけは株式会社Siコンサルティングの村重さん主催のSDGsのセミナーでした。
このセミナーでは、紙媒体の需要が激減する中、ニシキは今後、何をやっていくべきかについて話し合いました。そこでこれまでのECサイト運営(安芸ん堂)の経験を活かした、地域貢献になる新事業をしたいという意見をもとに、フードロスに焦点をあてることになりました。

SiコンサルティングHP→こちら

企画立ち上げから全社員を巻き込むまで

企画立ち上げ時は安芸ん堂メンバーと村重さんでミーティングを重ねました。
印刷業しかやったことのない私達が、野菜販売という全くの異業種に挑むには多くの壁がありました。
社員から聞こえてくる食品を扱うことへの戸惑いの声、新事業に対する不安、さらには生産者のつても何もありませんでした。
村重さんのご尽力もあり、ゼロから人脈を拡げ、生産者や道の駅から現状の問題点等の話を聞くところからのスタートでした。様々な人から話を聞き、次へつなげてもらい、とうとう広島県産の安全で美味しい規格外野菜を仕入れることができる農業専門バイヤーと繋がることができました。
企画が進むにつれて、社員に少しずつ役割ができ、一人、また一人と巻き込んでいくことになりました。
当然初めての事なので、何もかもが上手くいくはずもなく野菜の箱詰め作業は試運転を重ね、試行錯誤していく日々でした。新しいことに挑戦するのは壁ばかり立ちはだかるものですが、「やったことないんだから失敗するのが当たり前で、失敗したらまた別の方法でやればいい」というマインドにもなり、「よっしゃ挑戦してやろう」と前向きに動く社員が増えたことが一番の収穫なのかもしれません。

生産者に利益を

まずは、地域のフードロスについて実態を調べるべく、村重さんと安芸ん堂スタッフは道の駅や生産者に話を伺いました。
その中で、「出荷できない野菜」「出荷したいけど廃棄になりそうな野菜」があり、それらは規格外として世に出回らないという実態も少しずつ見えてきました。
規格外野菜の中には、サイズが大きすぎたり小さすぎたり、形がいびつだったりして規格として通らないだけのものも多くあります。品質や美味しさは変わらないのに規格外としてはじかなければならない事実に、分野は違えどモノづくりをしている私達にも生産者の悔しさがわかります。(私達と違い大自然を相手に生産している農家は余計残念だろうと思います)
だからこそ、その野菜をお客様につなぎ、少しでも生産者の利益に変えたいという意識が生まれました。

▲規格外で出荷できない新鮮なじゃがいも

消費者がうれしい定期購入サービス

新鮮で、おいしく食べられるならば形が多少いびつでも捨てられるのは実にもったいないです。そこでECサイトならば広島県産の規格外野菜を全国の家庭へ届けることができます。しかも毎月家に届くサービスであれば買い物に行くのが大変な妊婦さんや高齢の方などにも需要があると考え、ECサイトを構築していきました。

宣伝はTikTok

広告宣伝はTikTok動画専門のみらいまもるさんに委託し、この企画の主要メンバーとして加入してもらいました。
TikTokでは「社長からフードロス削減事業を丸投げされた男」として、規格外野菜を救うため日々奮闘しています。

▲みらいまもるさん


TikTok→@bachan_no_hako

@bachan_no_hako

発送作業が障害者の就労支援に

生産者から仕入れた野菜を箱詰めする発送作業は、ニシキコネクトが運営する就労継続支援B型事業所ワークサポートひなたが担当します。広島のばぁちゃんから届くハコをご注文いただくことは、生産者の応援であり、障害者の就労支援にもつながる「エシカルな選択」になります。

▲福祉施設利用者による袋詰め作業


就労継続支援B型事業所ワークサポートひなた→こちら 

▲「広島のばぁちゃんから届くハコ」HPより

こうして「広島のばぁちゃんから届くハコ」は、ECサイト運営の経験があり、障害者福祉事業所を運営しているニシキコネクトだからこそ実現できた、地域と福祉と消費者をつなぐ新しい取り組みです。

広島の畑から全国の食卓へ――新しい挑戦、いよいよスタートです。

広島のばぁちゃんから届くハコ→こちら
https://bachan-hako.com/

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